検見川レイディオ

廃墟となっている文化遺産・検見川送信所を中心に

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11/17 検見川送信所ミニ見学会レポート

11/9 に告知した検見川送信所ミニ見学会を行いました。

このブログの常連である上海在住のソフィアさんが里帰りされるということで、内々の会を行おうと考えたのですが、「どうせなら」と緊急ミニ見学会を行うことにしました。

1時半、JR新検見川に集合。1時45分すぎに徒歩で移動し、2時ごろから見学。


参加者からは一様に「なんとか残したい」との声が上がった

台風が関東地方を襲った10月27日とは違い、時々、日差しが差し込むといった天候。気温は13度でした。

発起人である仲佐秀雄代表、花園シンさん、僕、一時帰国のソフィアさん、産業考古学会の方、千葉市内で建築事務所を営んでいる建築士の方、地元在住の送信所OB、検見川小学校の教員の方、地元自治会役員の方、楽天ブログでお付き合いのある裏猫あ~さん、近代建築探訪MLのメンバーの方、河童画人さんの総勢14人。

裏猫あ~さんの記事 「知的欲求を満たしましょう」

僕はビデオを担当しましたので、デジカメでは12枚しか撮っていません。


検見川送信所 正面玄関

建築士のYさんは一見して、「全体的な強度は大丈夫だと思いますが、屋根部分の状態が深刻ですね」といいます。

上写真でも、上部に外壁が剥離して、鉄筋が露出している部分があります。これを専門用語で「爆裂」というそうです。

【爆裂】 鉄筋コンクリート造の建物の鉄筋が腐食して膨張し、鉄筋を覆っていたコンクリートにひび割れを生じさせ、ついにはコンクリートを脱落させてしまう現象

この爆裂は天井部分から水が浸水が原因。内部から入った水が鉄筋を腐食させ、やがて膨張したため、壁を剥離させたのだろう、ということです。

パラペット部分の爆裂が激しいのは、屋根の防水に問題があるから、とおっしゃっていました。確かに、爆裂は建物の上部に集中しています。

コンクリートはそもそも雷おこしのようなもので、水を染み込みやすく、定期的に防水処理を施してやらないと、防水能力が薄れていく、ということでした。


雷おこし 浅草祭

【パラペット】 1)陸屋根(水平な屋根)の周囲を取り囲むように設置された低い壁。 2)店舗の屋上や、店舗の正面の上方に取り付ける壁。

このままほっておくと、人為的に壊す前に崩壊する可能性もあるようです。思った以上に時間はないのかもしれません。


屋上部分には蔦が降り、木が生えている箇所もある

屋上部分に緑や木が生えているのも、あまりよくないということです。ただ、屋上の状態については、建物の外から伺い知ることはできません。

建物全体の強度は大丈夫そうなので、現状を修復するには1億円程度、建物として、利活用するにはもっとかかるだろうという話でした。もっとも、実際に建物の内部に入ってみないと、判断はつかないようです。

ちなみに、解体には6000万円程度かかるといわれています。

また、外壁に関しては「リシン掻き落とし」とも「寒水石洗い仕上げ」とも聞いていましたが、Yさんによれば、モルタルではないか、ということ。細かな石が見えるのは、外壁のモルタルが長年に渡って、はがれていった結果ではないか、と話されていました。(何が正しいのかは、僕には分かりませんが)

これらの話は専門家でなければ分からないことで、非常に参考になりました。

見学会後は場所を変えて、懇親会を行いましたが、10月27日の第1回イベント以上に濃い内容になりました。

<続く>

musenhozon.jpg

日本初の国際放送を行うなど日本の通信に大きな貢献をした近代化遺産・検見川送信所が取り壊しの危機にあります。これを保存、再生できないかを考えるプロジェクトです。

賛同してくださる方は以下のソースを貼り付けてください。
<a href="http://moleskine.air-nifty.com/photos/kemigawamusen/" target="_blank"><img src="http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/47/0000060947/20/img2159e7f1zik6zj.jpeg" width="170" height="60" alt="musenhozon.jpg" border="0"></a>

「検見川送信所を知る会」では仲間を募っています。入会していただける方はこちらのメールフォームから「入会希望」と明記の上、

お名前(ふりがな):
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検見川送信所についてはここで過去記事をまとめています。









去年の日記は?


2006/11/17 隠れ家(小屋)作り(22)~ツーバイ工法&在来工法



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  1. 2007/11/17(土) 00:00:00|
  2. 検見川送信所
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

Re:11/17 検見川送信所ミニ見学会レポート(11/17)

こんばんは。

建築士の方がメンバーに居られるというのは心強いですね。

手遅れになる前に補修できると良いですね。

雷おこしのリンクには笑いました。

昔良く食べたなぁ。
  1. 2007/11/17(土) 22:30:35 |
  2. URL |
  3. アンビンバンコ #79D/WHSg
  4. [ 編集]

Re[1]:11/17 検見川送信所ミニ見学会レポート(11/17)

アンビンバンコさん

>こんばんは。



こんばんは。



>建築士の方がメンバーに居られるというのは心強い>ですね。



建築士の方は何人かお知り合いになることができました。



>手遅れになる前に補修できると良いですね。



もっと細やかに調査できると、いいのですが。



>雷おこしのリンクには笑いました。



イメージがつかみやすいと思いまして。ここから買おうという人はいないでしょうけど。



>昔良く食べたなぁ。



僕も結構好きです。
  1. 2007/11/17(土) 22:54:40 |
  2. URL |
  3. 久住浩 #79D/WHSg
  4. [ 編集]

Re:11/17 検見川送信所ミニ見学会レポート(11/17)

お疲れさまでした。

10/27以上に、具体的且つ正直ベースの議論が展開されたんですね。今後の活動に良い刺激になったのではないでしょうか。

  1. 2007/11/18(日) 12:26:55 |
  2. URL |
  3. まさやん0386 #79D/WHSg
  4. [ 編集]

Re[1]:11/17 検見川送信所ミニ見学会レポート(11/17)

まさやん0386さん

>お疲れさまでした。



ありがとうございます。



>10/27以上に、具体的且つ正直ベースの議論が展開>されたんですね。今後の活動に良い刺激になった>のではないでしょうか。



会としての体裁をどうするべきか、との提案がありました。



河童画人さんのブログに、さらに詳しい報告が載っています。



http://blog.livedoor.jp/kappa_gallery/" target="_blank">http://blog.livedoor.jp/kappa_gallery/
  1. 2007/11/18(日) 13:28:16 |
  2. URL |
  3. 久住浩 #79D/WHSg
  4. [ 編集]

Re:11/17 検見川送信所ミニ見学会レポート(11/17)

おはようございます。

先日は、中途ながらお邪魔させていただきありがとうございました。



あの後家に戻り ヌシ様にも内容の報告と

今後のことなど話し合ってみました。

現地にお伺いできなかったのがとても残念でしたので、

また密かに(笑)見学に行って来たいと思います。

現状を知る上で、計画(校舎予定地としてなど)の詳細などが分かると良いなぁと思いました。

そういったものは閲覧できたりするのでしょうか?

色々と考えるだに まだまだ知りたいことが沢山あるように思いました。

だだ、知ったからといって何が出来るのかはよく分かっていないのですが・・・(^-^;)
  1. 2007/11/19(月) 09:15:22 |
  2. URL |
  3. 裏猫 あ~ #79D/WHSg
  4. [ 編集]

Re[1]:11/17 検見川送信所ミニ見学会レポート(11/17)

裏猫 あ~さん

>おはようございます。

>先日は、中途ながらお邪魔させていただきありがと>うございました。



お誘いしたものの、当日の状況についてはあらかじめ伺っていたので、多分、都合がつかないだろうとあきらめていました。



>あの後家に戻り ヌシ様にも内容の報告と

>今後のことなど話し合ってみました。

>現地にお伺いできなかったのがとても残念でしたの>で、

>また密かに(笑)見学に行って来たいと思います。



もしよかったら、ヌシさまと裏猫さんを案内しますよ。



>現状を知る上で、計画(校舎予定地としてなど)の詳>細などが分かると良いなぁと思いました。

>そういったものは閲覧できたりするのでしょうか?



校舎までは設計にいたっていません。区画地図なら手元にありますよ。



>色々と考えるだに まだまだ知りたいことが沢山あ>るように思いました。



僕も同じです。でも、知りたい気にさせる建物ですよね。



>だだ、知ったからといって何が出来るのかはよく分>かっていないのですが・・・(^-^;)



よかったら一緒に考えていきましょう!
  1. 2007/11/19(月) 12:00:54 |
  2. URL |
  3. 久住浩 #79D/WHSg
  4. [ 編集]

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クズミコウ

Author:クズミコウ
検見川送信所(千葉市)は1926年竣工。東京、大阪の中央郵便局を手掛けた吉田鉄郎氏が設計。1930年には浜口首相の演説を米英に向け放送。これが日本初の国際放送となりました。しかし、今ではこうした事実が忘れ去られ、現在は廃虚。所有者である千葉市は将来、取り壊すことを決めています。

詳しくは検見川無線送信所について

地元有志と「検見川送信所を知る会」を結成し、建物の価値を広め、利活用を提案する活動を行っています。活動は朝日マイタウン、朝日新聞、千葉テレビ、千都よみうりで紹介されました。

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