検見川レイディオ

廃墟となっている文化遺産・検見川送信所を中心に

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●関係者と歩く検見川送信所

検見川在住のNさんが年から年まで送信所に勤務していたIさんを紹介してくれることになり、1日午前、新検見川駅で落ち合う。

Nさんは「Go!Go!しんけみがわ! 新検見川地域情報」の管理人、花園シンさんのご紹介で、地域活動もされている方。お会いするのは2度目である。

Iさんはイベント当日は参加できないということだが、別の方を紹介していただける、とのこと。

お二方とも、70歳を越えられている。検見川送信所のことがなかったら、お知り合いになることもなかったろう。みなさん立派に勤めあげ、第二の人生を歩まれている。

最初はバーチャルなネットでの交流から、実社会での交流へ。そして、紹介の紹介で、人々のネットワークが少しずつ広がっている。

Iさんはニコニコして、僕の話を聞いてくださる。好好爺というのは、こういう方のことをいうのだろう。

「自分が働いていた建物がそんなに有名な方の設計による貴重な物だという意識はなかったですねぇ」と率直な感想。

当事者はそんなものかもしれない。

送信所跡では、この辺りが敷地で、ここに池があって、テニスコートがあった、など説明していただく。

ここしばらく、関連する本に隈なく当たり、送信所通になったつもりだったが、実際に勤務していた方の話を聞くと、興味はつきない。

いま残っているのは局舎だけである。



「私らからすると、こちらはえらい人がいたところ、という印象ですね。私らはもう壊された別の棟で働いていました。こちらは、古くて機械などを入れることができなかったんで」

えらい人はこちらから、我々はこちらから、局長室はここ、といった説明を受け、出勤風景を思い浮かべる。

築90年の建物は現役時代から頑強だったそうだ。

「銃撃を受けても、壊れないように作られたようですよ。戦時中、攻撃されるようなことはなかったのですが」。

たとえば、こんな話。

二期工事で作られた建物の壁に穴を開けようとした時は簡単だった。しかし、この局舎ではドリルがまったく歯が立たず苦労したそうだ。

入っている鉄筋の数が違う。それは無残にもむき出しになっている部分からも見て取れる。



閉局の時に取り壊しの話が出た時があった。業者が一旦は引き受けたが、後からの調べで基礎部分が思いの外、頑強に作られていることが分かり、これでは割に合わないと断ったこともあったという。

これが閉局後、無人化、廃虚化した後も建物が残った理由である。

設計者、吉田鉄郎氏は緻密な計算をする人だった。

送信所は関東大震災直後に設計された。一瞬にして廃虚になった東京を見て、建築家が何を感じただろうか?いままで日本家屋では重要視されていなかった耐震に取り組んだのではないか。

これはあくまでも、僕の想像にすぎない。

しかし、送信所にまつわる面白い話はIさんからいろいろ聞くことができた。

現在企画中のイベントも面白いものになりそうだ。

musenhozon.jpg

日本初の国際放送を行うなど日本の通信に大きな貢献をした近代化遺産・検見川送信所が取り壊しの危機にあります。これを保存、再生できないかを考えるプロジェクトです。

賛同してくださる方は以下のソースを貼り付けてください。
<a href="http://moleskine.air-nifty.com/photos/kemigawamusen/" target="_blank"><img src="http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/47/0000060947/20/img2159e7f1zik6zj.jpeg" width="170" height="60" alt="musenhozon.jpg" border="0"></a>











去年の日記は?


2006/9/2 レッドシダーで自転車置き場作り~一気に完成形へ



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  1. 2007/09/02(日) 08:01:39|
  2. 検見川送信所
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8
<<「廃墟紀行」に見る検見川送信所 | ホーム | ●92年当時の検見川送信所~分離派建築博物館提供>>

コメント

Re:●関係者と歩く検見川送信所(09/02)

昔働いていたことを聞いてくれるというのは、当事者にとっては嬉しいものだと思います。

久浩さん、またいいことしましたね!(偉そうにスイマセン)
  1. 2007/09/02(日) 08:52:44 |
  2. URL |
  3. cherimoa #79D/WHSg
  4. [ 編集]

Re[1]:●関係者と歩く検見川送信所(09/02)

cherimoaさん

>昔働いていたことを聞いてくれるというのは、当事者にとっては嬉しいものだと思います。



こういう話なら、仲間も喜ぶから話してみると、言ってくださっています。



>久浩さん、またいいことしましたね!(偉そうにスイマセン)



ほめられてしまいました(照)。



でも、この方と見つけてくださったのはNさんの功績ですね。

  1. 2007/09/02(日) 09:06:24 |
  2. URL |
  3. shocota #79D/WHSg
  4. [ 編集]

Re:●関係者と歩く検見川送信所(09/02)

盛り上がってきましたね!

当時働いていらっしゃった方の貴重な証言を、メディアに残すのも有意義な活動だと思います。



それにしても、解体業者が歯が立たずに取り壊しを断念するほどの頑丈な建物なら、残す方がラクだと思いませんか? ……素人考えかな(^^;;;



イベント、日が合えば参加したいです。

  1. 2007/09/02(日) 10:38:41 |
  2. URL |
  3. まさやん0386 #79D/WHSg
  4. [ 編集]

Re[1]:●関係者と歩く検見川送信所(09/02)

まさやん0386さん

>盛り上がってきましたね!



じわっとですが。



>当時働いていらっしゃった方の貴重な証言を、メ>ディアに残すのも有意義な活動だと思います。



立体的に送信所が見えてくるといいなぁと思っています。



>それにしても、解体業者が歯が立たずに取り壊し>を断念するほどの頑丈な建物なら、残す方がラク>だと思いませんか? ……素人考えかな(^^;;;



僕も素人ですが、そう思います。



>イベント、日が合えば参加したいです。



ぜひ参加してください。
  1. 2007/09/02(日) 12:18:57 |
  2. URL |
  3. shocota #79D/WHSg
  4. [ 編集]

なにやら興味深いお話になってきましたね

当時働いていた方にお会いできるなんて



ますますイベントに向けて良いお話を伺うことが



出来た有意義な時間でしたね
  1. 2007/09/02(日) 14:16:10 |
  2. URL |
  3. きちはな #79D/WHSg
  4. [ 編集]

わぁ~素晴らしい行動力!!

さすが~久浩さん!!!!(^O^)/

素晴らしい出会いですねぇ~♪

読んでる私でさえ、鳥肌がたってきました(*^_^*)

  1. 2007/09/02(日) 14:16:44 |
  2. URL |
  3. すもも55 #79D/WHSg
  4. [ 編集]

Re:なにやら興味深いお話になってきましたね(09/02)

きちはなさん

>当時働いていた方にお会いできるなんて

>ますますイベントに向けて良いお話を伺うことが

>出来た有意義な時間でしたね



そうですね。ぜひ、イベントにはきちはなさんもご参加ください。

  1. 2007/09/03(月) 11:18:16 |
  2. URL |
  3. shocota #79D/WHSg
  4. [ 編集]

Re:わぁ~素晴らしい行動力!!(09/02)

すもも55さん

>さすが~久浩さん!!!!(^O^)/

>素晴らしい出会いですねぇ~♪

>読んでる私でさえ、鳥肌がたってきました(*^_^*)



いい縁をいただきました。

ちょっと遠いので、イベント参加してください、とは言いにくいですが、建物に興味を持っていただければ、幸いです。
  1. 2007/09/03(月) 11:20:57 |
  2. URL |
  3. shocota #79D/WHSg
  4. [ 編集]

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クズミコウ

Author:クズミコウ
検見川送信所(千葉市)は1926年竣工。東京、大阪の中央郵便局を手掛けた吉田鉄郎氏が設計。1930年には浜口首相の演説を米英に向け放送。これが日本初の国際放送となりました。しかし、今ではこうした事実が忘れ去られ、現在は廃虚。所有者である千葉市は将来、取り壊すことを決めています。

詳しくは検見川無線送信所について

地元有志と「検見川送信所を知る会」を結成し、建物の価値を広め、利活用を提案する活動を行っています。活動は朝日マイタウン、朝日新聞、千葉テレビ、千都よみうりで紹介されました。

これまでの報道記事

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